GG賞ほかTGFM参加作品が多数受賞&ノミネート

Dec 17, 2021

『My Sunny Maad(原題:Ma famille afghane)』ゴールデングローブ賞ノミネートの快挙!
Tokyo Gap-Financing Market 参加作品の快進撃続く

第79回ゴールデングローブ賞のノミネートが12月13日(現地時間)に発表され、 映画部門アニメーション賞に『My Sunny Maad(原題:Ma famille afghane)』(フランス、チェコ共和国、スロバキア)がノミネートされました。

短編作品にてアカデミー賞ノミネートやアヌシー映画祭クリスタル賞(グランプリ)受賞など、数々の受賞実績のあるMichaela Pavlátová の長編第1作である本作は、昨年11月に開催した第1回Tokyo Gap-Financing Market2020に選抜され、業界プロフェッショナルとのオンラインミーティングに参加していました。 今年のグアダラハラ国際映画祭・最優秀長編アニメーション賞アヌシー国際映画祭・審査員賞を皮切りに、富川国際アニメーション映画祭では審査員賞・特別賞受賞を受賞した本作。米国アカデミー賞Ⓡの前哨戦と位置づけられているゴールデングローブ賞でも、受賞が大いに期待されます。

My Sunny Maad Credit: Annecy

『My Sunny Maad』あらすじ
アフガニスタン、カブール。チェコ出身のヘルラ(Herra)は全てを投げ捨てて、夫ナジールについてこの地に来た。文化と世代の違いもあるなかで、激変した生活を観察しながら、うまく立ち回っている。しかし、孤児のマード(Maad)が現れ、子供として引き取り、生活は一変する。

Tokyo Gap-Financing Market とは?

昨年からスタートし今年の11月に2回目を迎えた 東京ギャップファイナンスマーケット (以下「TGFM」)は、TIFFCOM期間中に実施される「Tokyo Project & Pitching Forum (TPPF)」の一つです。今年のTGFMには53ヵ国・地域(昨年比147%)から97企画(昨年比111%)の応募がありました。長編17企画(実写14、アニメ3)、TVシリーズ3企画(実写1、アニメ2)が、14カ国・地域から選抜されました。選抜された20企画は、TIFFCOM期間の3日間にわたりTGFMが招待する業界エキスパート(プロデューサー、セールスエージェント、配給会社、金融業者、放送局、投資家など)と1対1のオンラインミーティングを実施し、企画成立を目指しました。

TGFMの公式サイトはこちら

参加企画のうち数作はすでに完成、世界の映画祭に出品し評価を受けています。今後もTGFM参加作品の活躍にご期待ください。

〔実績例〕

・ 『復讐は神にまかせて』(英題:Vengeance Is Mine, All Others Pay Cash、エドウィン監督):ロカルノ国際映画祭 金豹賞(グランプリ)、 バリャドリッド国際映画祭最優秀撮影賞(芦澤明子氏)/ゴールデンスパイク賞ノミネート 、東京国際映画祭ワールド・フォーカス部門出品、BFI London映画祭出品、シンガポール国際映画祭オ ープニング作品  * 2020年第1回TGFM選抜作品

・『24』(ロイストン・タン監督) :釜山国際映画祭「Kim Jiseok Award」ノミネート、シンガポール国際映画祭「Singapore Panorama」ノミネート * 2020年第1回TGFM選抜作品